顔や体の穴から体液や排泄物が出てくる場合があります。 |
これは筋肉等が活動しなくなったり、血管やリンパ管が死後硬直により破れたりするために起こります。薄いピンク色の体液が出てくることが多いです。自然なことなので、決して目を背けずに冷静に対処して下さい。
人間の場合は口、耳、鼻、肛門等に脱脂綿を詰めます。動物さんの場合そこまでする必要がないかもしれませんが、ガーゼやティッシュ等できれいに拭き取り、きれいなタオルや毛布やペットシーツ等の上に寝かせてあげて下さい。
排泄物も亡くなってしばらくは出ることが多いですが、死後硬直が落ち着き始めますと、だいぶん収まってきます。
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ほとんどのペットちゃんの目は閉じません。 |
ペットちゃんの場合、8〜9割が目を閉じません。それは人間と違い、目の周辺の皮膚にたるみが少ないために閉じません。これは元々の構造上のものですので気にしないでください。
ご家族様が手で閉じてあげれば閉じる場合がありますが、ほとんどは閉じません。
また、数日経ちますと眼球がへこんでくることがあります。これは眼球の低下、水分の蒸発等により起こりますが、腐敗とは別です。ただ外見的にショックを受けられる方が多いです。 |
死後硬直が始まります。 |
死去約2〜3時間後(個体差により変動)から身体が硬直してきます。肢や首等、先の方から起こります。そして死去約12〜18時間後(個体差により変動)をピークに、少しずつ硬直した身体が緩んできます。硬直中は、身体をむやみに曲げないで下さい。関節が外れる危険性があります。
心臓が止まっても、全身の細胞等が完全に死滅するまで一昼夜要すると言われています。
※このように死去後24時間以内は、人間で言う死体現象と言いまして、まだ死後硬直なども含め見守る段階です。人間は法律により死去後24時間は法律で火葬出来ません。当社では動物さんも『家族の一員』と考えていますので、人間同様、生命尊重や蘇生等も考え、24時間以内の火葬は行なっていません。 |
腐敗が始まります。 |
人間も動物も死去直後から腐敗が始まります(病気の内容によっては死去前から。)しかしこれも人間同様、自然なことです。見た目的には分からないことも多いのですが、水分を多く含む、頭部や腹部の腐敗は特に早いです。
気温の高い夏場、暖房のきいた部屋、湿度の高いところ等での安置は腐敗の進行を早めます。腐敗の進行を遅らせるために、人間の場合はドライアイスを使います。しかし日常生活の中で、ドライアイスを入手することは困難です。変わりにご自宅の冷凍庫に入っているアイスノンを使います。アイスノンを乾いた薄地のタオルに包み、腐敗の進行の早い頭部と腹部に当ててください。なるべくご遺体に水分を染み込ませないで下さい、腐敗の進行を早めます。
身体等が汚れていて拭いてあげる場合も、かたく絞ったタオル等で、さっと拭いて身を清めてあげて下さい。そして出来るだけ涼しい部屋で安置してあげて下さい。
なお心配な方は、人間と同じ設定の霊安室・おおぞら霊安室(1週間まで無料)にお預け下さい。そしてご家族様が揃われる曜日に葬儀を行ってみてはいかがでしょうか? |
ご遺体の大きさに合った方法で搬送・移動して下さい。 |
ご自宅で出来る方法としましては、きれいな箱等に納めますか、タオルや毛布に包んだまま移動する形となります。
しばらくご自宅で安置する方法も兼ねて本格的にしたいという場合は、関西や関東で大人気で当社オススメのお布団セットやバスケット棺があります(バスケットは中型犬まで。)持ち手もあり、しっかりした構造で移動時も大変安全です。
大型犬等の場合、ご遺体だけで抱きかかえて移動すると落下する危険性があります。そんな最悪の状況を避けるために、下に丈夫な布等を敷いて、それを複数人で持って移動する方法が安全です。 |
心がある程度落ち着いてから『おおぞら』に移動して下さい。 |
心がある程度落ち着かない中での自動車での移動は大変危険です。そのためにも心がある程度落ち着いてから、『おおぞら』に移動して下さい。
またその際に、大好きだった散歩コースや自宅周辺等、思い出の場所やゆかりの場所を動物さんに見せてあげる、又は通られることも一つの方法だと思います。 |
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