おおぞらでもワンちゃんを複数飼育されているご家族様のご利用があります。人間はペットロスになりますがワンちゃんはどうなんでしょう?
おおぞらは有資格者がいてペットロスにも対応していますが、良くお話しする内容です。
犬もペットロスになる?多頭飼いで残された犬への接し方
2018年1月14日 わんちゃんホンポ
犬にもペットロスのような症状が起きるの?
愛犬を亡くし、ペットロスになってしまう人がいらっしゃいますが、犬にも同じような症状が起きることはあるのでしょうか。
先輩犬が亡くなってしまい、ごはんを食べなくなってしまったり、お散歩に行きたがらなくなってしまったり、体調を崩してしまうなど、元気がなくなってしまう後輩犬の話を聞くことがあります。やはり、先輩犬を亡くしてしまった後輩犬は、寂しさや悲しさから落ち込んでしまっているのでしょうか。
犬のペットロスとは?
犬にも私たち人間と同じようにペットロスがあるとされています。多頭飼いされている犬たちにとって、一緒に過ごしてきた仲間を喪ってしまえば、寂しさもありますし、悲しみもあります。
犬にも心がありますし、心の問題によって体調を崩してしまう犬もいます。泣いていたり、悲しんでいたりする飼い主さんの姿を見て、同じように悲しい気持ちになってしまう犬もいるでしょう。
犬のペットロスはいつまで続くのか
愛犬を喪ってしまった飼い主さんの悲しみはなかなか消えることがありません。私も一代目と二代目を喪い、ペットロスはありませんが、寂しい気持ちは今も消えません。悲しみを長く引きずってしまう飼い主さんも多いと思いますが、犬はそれほど長く引きずることはないようです。
食欲がない、元気がないなどの症状が長く続いている場合、それは、飼い主さんの悲しい気持ちや寂しい気持ちを敏感に感じ取り、同じような気持ちになってしまっているのかもしれません。
残された愛犬のためにできること
先輩犬や一緒に過ごしてきた仲間を喪うことはとても悲しいことです。ひとりきりでお留守番しなければならない寂しさから、お留守番を嫌がるようになってしまう犬もいますし、鳴き続けてしまう犬もいます。多頭飼いしている場合、残された愛犬が飼い主さんの心の支えになってくれることもあり、深刻なペットロスを抱えてしまうことは少ないでしょう。
しかし、残された愛犬はどうでしょうか。とあるアンケート調査によると、「先だってしまった同居犬が、生前に好んで寝ていた場所をたえずチェックしていた」という回答が60%あったようです。同居犬の存在を確かめようとしていたのではないでしょうか。
悲しんでいる愛犬に対して
先輩犬や仲間を喪い、悲しんでいる愛犬に対しては、今まで以上にたくさんの愛情を注いであげましょう。先輩犬や仲間と過ごしていた頃と同じように、お散歩を楽しみ、新しいおやつやおもちゃを買ってあげたり、週末には遠出をしてみたり、人と過ごすことが大好きな犬ですから、一緒に過ごせる時間を多く作ってあげてください。
後輩犬を迎えること
いつも二匹で過ごしていたのに先輩がいなくなって寂しいだろうからと、すぐに後輩犬を迎えることはやめましょう。先輩犬や仲間を喪い、食欲がない、元気がないなどの症状がある場合、新しい犬を迎えることが大きなストレスになってしまうことがあります。
新しく犬を迎える場合には、残された愛犬の体調など様子をみて、考えてみましょう。私が一代目の愛犬を亡くし、三代目のポメラニアンを迎えたとき、二代目の豆柴と一緒にペットショップへ行きました。
一緒に後輩犬の候補を選んであげるのも良いと思います。
引きずらないこと
犬は人の気持ちにとても敏感です。飼い主さんが悲しみを引きずっていては、残された愛犬も元気を取り戻すことができません。残された愛犬のためにも、引きずることなく、「寂しいね」などの悲しい言葉をかけるのではなく、喪った先輩犬や仲間と過ごした楽しい思い出話などしてあげてください。
まとめ
私たち人間と同じように、犬にもペットロスがあるとされています。先輩犬や仲間を喪い、落ち込んでしまっている残された愛犬に対して、どんなことをしてあげられるのか、どんなことをしてあげたいのか、ゆっくり考えてみましょう。
焦る必要はありませんし、体調を崩してしまっているのであれば、無理に食事をさせたり運動をさせたりする必要はありません。症状が重い場合やなかなか立ち直れないでいる場合には、獣医さんに相談してみるのも良いと思います。
こんな話を聞いたことがあります。愛犬を喪った悲しみで泣いてばかりいると、その涙が雨になり、虹の橋は大洪水になり、渡ることができないのだと。虹の橋を渡り、無事に天国へとたどり着いて欲しいですよね。
先立った愛犬のためにも、残された愛犬のためにも、私たちが強い気持ちと愛情を持たなければならないのだと思います。
ここからはおおぞらです。ペットロス相談を設けているおおぞらですが、今回の記事と同じ内容のことを以前からご家族様にお伝えしています。
家族の一員のワンちゃんが亡くなり飼い主さんも悲しいですが、仲間のワンちゃんも悲しいです。是非いつも以上に構ってあげて下さい。これでワンちゃんのペットロスもだいぶん軽減できます。
多頭飼育されている方は是非参考にしてみて下さい。
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