災害時にはペットちゃんと原則同行避難ですから嬉しいニュースです。
熊本地震の被災者向けに仮設住宅を建設している熊本県の16市町村全てがペット同伴の入居を認めている。県の担当者は「1人暮らしの高齢者にとってペットは家族の一員。孤独感を解消するのに欠かせない存在」と説明。動物が苦手な人もいるため、入居者の割り振りを工夫している自治体もある。
環境省と県は4~5月、避難所にペットを連れてきた被災者の意向を調査。飼い主のほとんどが仮設住宅に移ってもペットとの同居を希望したという。
熊本県によると、平成16年の新潟県中越地震でもペットの同居が認められた。ただ、23年の東日本大震災では福島県の一部自治体が「ほかの入居者に迷惑がかかる」との理由で同伴を認めず、ペットとの暮らしを優先して仮設に入居しなかった被災者もいたという。
熊本県では3日現在、16市町村で計3469戸の仮設の建設に着手。既に入居が始まった西原村などの6市町村では、565戸のうち107戸でペットと一緒に暮らしている。
ペットは室内か、リードを付けて外で飼うのが原則で、熊本市は入居申請時に動物アレルギーの有無を調査。ペット連れの世帯は飼っていない世帯と違う区画に入居してもらうなどの配慮をしている。
熊本県甲佐町にある仮設住宅。犬1匹を連れて両親と入居するパート広津知藍さん(20)は「避難所には犬を連れて行けず、車中泊や、知り合いの家で1カ月以上過ごした。ようやく家族だけで落ち着ける」と笑顔で犬をなでた。
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