以前熊本地震のあと「九州災害時動物救援センター」について情報を流しました。
九州は今年、全国初の災害保護施設を作ろうとしていただけに只々残念です。
しかしこのセンターが前倒しで進められています。
熊本地震の被災者のペットの犬や猫を一時預かる全国初の常設施設「九州災害時動物救援センター」の現地説明会が19日、九重町湯坪の旧キャンプ場であった。九州・山口の大規模災害に備えて今年度中にも創設する計画が3月に発表されたが、熊本地震を受け、6月1日のオープンに向けて急ピッチで工事が進む。九州動物福祉協会(福岡市)などは「被災したペットや飼い主の気持ちに寄り添い、生活再建のお手伝いをしたい」と話す。【楢原義則】
説明によると、第1期計画では旧バンガロー14棟を改修して犬・猫舎にし、管理棟には事務部門のほか、獣医師が常駐して診察に当たる。旧キャンプ場の芝生広場はドッグラン(80メートル×30メートル)として活用。炊事場もある。
古賀理事は「あくまでも一時預かりを基本とし、飼い主の生活が落ち着いたら引き取ってもらうのが原則。当面は50匹程度を受け入れ、施設を整備して100匹くらいの受け入れは可能にしたい」と話す。
3カ月単位の預かり料金は無料で、動物の世話はボランティアで支える。窓口は熊本県獣医師会の災害救護対策本部(096・365・5711)。同本部によると、同県内で避難所や車中泊の人たちと一緒にいる犬・猫は約500匹で、預かり希望は最大100匹とみている。
東日本大震災では3000匹を超える犬が死に、「ペットロス症候群」に陥る飼い主が相次いだ。また原発事故の住民避難で残されたペット・家畜の感染症や野生化も問題になり、同センター構想のきっかけになった。都道府県の枠を超えた動物救援施設の設置は全国で初めて。
ペットなどの預かりがない時期は、盲導犬や救助犬、麻薬犬などを預かり、動物管理師の育成・研修などに充てる。
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