皆さん毎年9月の動物愛護週間に『福井県の動物愛護フェスティバル』が行われているのはご存知ですか?このフェスティバルは動物の法律に基づき、全国の各都道府県で行われています。
おおぞらスタッフも毎年運営スタッフとして参加しています(過去の一例)
その中で(公社)福井県獣医師会さんが毎年行っています『長寿動物(犬・猫)の表彰』という歴史あるコーナーがあります。
過去の様子
しかし今年は皆さんご存知のように新型コロナウイルスの影響でフェスティバル自体の開催が中止となりました。国内情勢を考えますと仕方ないのが現状です。
しかし歴史ある『長寿動物(犬・猫)の表彰』だけは(公社)福井県獣医師会さんのご厚意により形を変えて開催されたのです。
動物愛護週間時に福井新聞掲載と、各動物病院での証書授与と記念撮影
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ワンちゃんの一番上に掲載されていますのが、越前市倉田家のしん太ちゃん(MIX犬)です。
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なんと21歳まで犬生を全うされたのですが、驚くべきはここからです。
スタッフも最初驚愕したのですが、下半身不随で車イスを8年間付けてここまで生きたのです。21歳という長生きだけでもすごいのに、肢が不自由でここまでとは・・・
どうやったらここまで長生き出来たのか、飼い主の倉田様にいろいろお話を聞かせて頂きました。
父親は柴犬、母親はMIX犬の6頭産まれた子の1頭としてこの世に生を授かりました。最初は玄関の外で暮らしていたのが、段々とお家の中で暮らすようになり、本当の家族の一員となりました。
しかし8年前に不慮の事故により、脊髄を傷め下半身が動かなくなってしまいました。突然のことで、飼い主さんもしん太ちゃん自身も大きく動揺し大変だったそうです。かかりつけの動物病院の先生からは、今後後肢が動かないことを告げられたそうです。
ここから倉田様の献身的な介護の日々が始まります。まず後肢には車イスを付け、朝晩1時間のお父さんのマッサージ、排泄も飼い主さんが補助をする等、しん太ちゃんの命と正面から向き合いました。その愛情にしん太ちゃんも応えてくれたのでしょう。
しかしそのしん太ちゃんも、高齢が故の認知症の問題が襲います。ここ数年は夜中鳴く、床ずれの問題などもあったそうです。ただ頑張っているしん太ちゃんに、21歳の誕生日(8月)の時、お祝いとして饅頭も作られました。心温まるお話です。
そのしん太ちゃんは大好きなご家族に見守られ、21歳という犬生に幕を閉じられました。
長生きの秘訣を聞いてみたところ、気温を常に一定に保っていたのが大きいかもと。5年前に家を建て直し、その時に床暖に変えたそうです。しかし我々は、倉田様の愛情が一番大きかったのではないかと考えています。
そしてそのしん太ちゃんを人間と同じように供養してあげたいと49日 個別供養をご依頼されました。
お持ちされたお供え物で祭壇はいっぱいになりました。
それではしん太ちゃんの49日個別供養の様子です。
導師は、禅林寺・金剛院ご住職です。
大好きなご家族がしん太ちゃんを思い、手を合わせられます。
ご家族様焼香
ご家族様の思いのこもった49日も無事終わりました。
この倉田様、しん太ちゃんの他にネザーランドドワーフとキンクマハムスターもいらっしゃいます。本当に動物好きなご家族様です。
今回の倉田様のような個別供養、年々頼まれる方が増えています。初七日、四十九日、百ヶ日、月命日、一周忌、三回忌、七回忌等に頼まれる方が多いです。随時受付けていますので、ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
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