おおぞらでも受け付けています、動物チョークアートで全国的に有名な『animoさん』
『101匹手描きのわんにゃんプロジェクト』の開催や、全国紙などでも多数取り上げられています。
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こちらの作家 吉崎さんの絵が素晴らしいことはさることながら、実は動物愛と言いますか、過去の大切なペットちゃんの死別経験がより絵の素晴らしさに磨きをかけていることはあまり知られていません。
そこで今回特別に、作家 吉崎さんの思いをご紹介させて頂きます
ペットの死について。。
ペットアートの仕事をしていると亡くなった子の制作も沢山あります。お預かりした画像を見ながら制作していると本当にやりきれない気持ちで、でもだからこそそっくりに仕上げたい、再会させてあげたいと微力ながらそんな思いで制作しています。
わたしは小さい頃から家に雑種や野良犬をそのまま飼ったり常に犬がいました。大人になり結婚して25年前そのころはペットブームがはじまり1番最初にゴールデン・レトリーバーをペットショップで買いました。
それからその子は10歳で亡くなり、二代目は売れ残りの片耳がないゴールデン・レトリーバーでした。体は白くめちゃくちゃ可愛い。でもなかなか売れない。ホームセンターのペットショップ。
いつしか行くたびにその子を見に行っていました。
4ヶ月になりまだ狭いケージの中。
ペットショップのおじさんが「いるか?いるならあげるよ。片耳ないし商品にならないから。」と。。。新築の家でゴールデンは大変だし飼うつもりなかったけどそのまま連れて帰ったのがプリン。色白の女の子でした。
本当に可愛いプリンは先住犬のプードルチョコと仲良しに。毎日一緒に散歩に行ったり5年がたったある日。
プリンが悪性リンパ腫になりました。
家でプリンを洗っているときにしこりを見つけたのがはじまりでした。
辛い治療をしても、もって一年。
何もしなければ数ヶ月とのことでした。
わたしは薬一つで吐いてしまうプリンに辛い治療は無理だと、そのまま傍で看取ることにしました。
しばらくプリンはいつもの変わらないプリンで病気になっているのが嘘のようでした。でも次第に下痢や食欲がなくなっていったのです。
とうとうその日がやってきました。
わたしはもう時間がないことはわかっていました。
普段仕事の休憩時間に絶対洗ったりしませんが、いつ何があってもいいように体をきれいにしてあげたいとその日はプリンをお風呂場につれていきました。
プリンに声をかけるとお風呂場にゆっくり歩いていきました。今思えば、本当に最後の力でお風呂場へ。
そこでプリンは立てなくなり、わたしはそのままシャンプーをしました。1ヶ月ぶりに洗ったプリンは骨がゴツゴツと分かり、泣きながら最後のシャンプーをしたのを覚えています。
最後はリビングに寝かせみんなを呼びました。
そのときのプリンの目からは涙が出ていました。プリンは二度と立ち上がることはなく
その日の夜中に息をひきとりました。。。
享年5歳。2月20日
息を引き取る時に交代で朝まで付き添いプリンを見ていました。何度か大きな痙攣がきて本当に辛そうでした。はっきり言って頑張って生きて欲しいとは思わず、お願いだから早く楽にしてやってほしいと願いました。
夜中に交代で見に来たときプリンはまだ辛そうに息をしていました。プリン。。。と私があたまに手をのせた瞬間ものすごい痙攣がきて、そのときは本当に心からお願いだからもう 楽にしてやってほしい。。
プリンもういいよ。と願うとプリンの心臓がゆっくり、ゆっくり止まりました。
生まれてはじめて命が終わる瞬間を目の当たりにしました。プリンには本当に感謝しています。
ありがとう。。
もう二度とこんな思いはしたくないと思っていましたが、その3年後のプリンの命日の週にいまのレオの里親募集の記事をみて、3代目ゴールデンを家に迎えることにしました。やんちゃですが縁のある子だなと長生きしてほしい思っています😊
プリンが命をもって教えてくれたことは3代目のレオにもきっと生かせると思います。
長くなりましたがみなさんの愛するペットの数だけいろんな死や悲しみがあったと思います。
死はつらいですが必ずその子から教わることがあるのでいつか前向きに受け止められる日がくると思います。
これからもみなさんのそんな想いを感じながらアート制作させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
過去に何度も大切なペットちゃんの生死と真剣に向き合ってきたからこそ、あのような素晴らしい絵が誕生しているのかしれませんね。
おおぞらでは絵もさることながら、作家さんの動物さんへの思いを第一に置いて、取扱いをさせて頂いています。
関心のある方は是非こちらを覗いて下さい。
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