昨日開催された福井県の動物愛護シンボル施設『福井県動物管理指導センター』の開所式が読売新聞に掲載されていました。
山田 福井県副知事、(公社)福井県獣医師会 会長隣りでテープカットしているのが斎場長です(左端)
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◇治療など施設整備
犬や猫の保護・譲渡や動物愛護を専門に行う拠点施設「県動物管理指導センター」が福井市徳尾町に新設され、22日、開所式が開かれた。各保健所にはなかった、治療や譲渡希望者のための専門施設も備えており、関係者は「より多くの動物の命を救って飼い主を見つけられるようになる」と期待する。23日に業務を始める。
県によると昨年度、県内6か所の健康福祉センター(保健所)が新たに収容した犬と猫は計526匹。370匹を譲渡し、殺処分はゼロだったものの、多くは衰弱した状態で保護され、飼い主が見つかる前に61匹が施設で死んだという。
新センターは木造平屋で敷地面積約4460平方メートル。感染症の治療や不妊去勢手術をする検査・治療室、伸び伸びと運動できるドッグラン、譲渡を希望する人と犬や猫が1匹ずつ対面できる「マッチングルーム」などを備えた。
ペットのしつけに悩む飼い主向けのセミナーや動物ふれあい教室を開く多目的ホールもあり、動物愛護の啓発も担う。
この日の開所式には、県幹部ら約60人が出席。山田賢一副知事が「人と動物が共生する社会を作り、多くの犬や猫が新しい飼い主に出会える場所になってほしい」とあいさつし、関係者がテープカットした。吉田靖センター長は「保護・譲渡の業務を適切に行い、1匹でも多くの命を守りたい」と意気込む。問い合わせは同センター(0776・38・2212)。
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