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青森県立三本木農業高「命の花プロジェクト」

青森県立三本木農業高「命の花プロジェクト」

17日(日曜日)のフジテレビ Mr.サンデーにおいて、ある高校の殺処分減少の活動を見ました。

概要は簡単にこうです。

青森県立三本木農業高の動物科学科の生徒が少しでもペットの殺処分を減らそうと、殺処分後の犬の骨を土に返して花を育てる活動「命の花プロジェクト」が、多くの人の共感を呼んでいる。

活動を始めたのは2012年。生徒が県動物愛護センターを見学し、殺処分後の犬や猫の骨が事業系廃棄物の分類で、ごみとして扱われることに衝撃を受けたのがきっかけ。ペットブームの陰に隠れた悲しい現実を知ってもらうため、同センターからもらい受けた骨を手作業で細かく砕き、土に混ぜて花を栽培した。花を見るたびに死んだ動物のことを考えてほしい―とのメッセージだ。

焼却後の骨の中には首輪なども混じっている。多感な年齢の生徒たち。最初は涙を流しながら作業した。指導する教諭側もここまで踏み込んで良いのか、迷いもあったと聞く。そうした葛藤を乗り越え、あえて取り組んだ生徒の勇気に心を動かされる。

この高校生たちが自分たちで現実を直面し、自分たちで出来ることは?と一生懸命考えた活動であります。

この番組で保健所で殺処分されたワンちゃんやネコちゃんの遺骨『産業廃棄物』 『事業系廃棄物』と紹介されています。

そして保健所の職員さんが、青森県立三本木農業高の生徒さんに涙を流して話した場面がこちらです。


ナレーション

職員はこの日犬と猫が殺処分されたことを説明したという。

職員さん

「これが焼かれた犬の骨です。本当ならばまだまだ幸せに生きられた動物たちの骨です。」

ここで職員さんが生徒さんに今日火葬されたらしき遺骨を見せる。

職員さん

「この骨・・・どうなると思います?

ゴミなんです。産業廃棄物になるんです。」

生徒さんの胸の内

「それがゴミって聞いて、いやこれゴミじゃないでしょう」

「なんで人間は燃やされたらゴミじゃないのに犬はゴミなんだろうとその時考えました」

職員さん

「もし飼い主が最後まで彼らを愛し最後まで面倒を見てくれていたらこんな施設いらないんです。

こんな施設無駄なんです。

だから皆さんこうなる前に、皆さんに何が出来るか考えてください。」


テレビではこのような内容でした。

職員さんの最後の一言

「皆さんに何が出来るか考えてください」

『動物の死の専門家』として、殺処分減少に繋がることや生命尊重を願い2つお伝えします。

●1つ目

殺処分後すぐの焼却(死後24時間以内)は、『産業廃棄物』 『事業系廃棄物』と同じです。簡単に言うとゴミや物と同じです。

(ここでは敢えて「火葬」ではなく「焼却」という言葉を使います。その意味は後ほど説明します。)

人間の場合、蘇生の問題や死の尊厳を守る意味でも、130年前から法律により死後24時間以内の火葬は出来ません。 心臓が止まり、すべての細胞がすぐ死滅するわけではありません。(すべての細胞が死滅するまで一昼夜要すると言われています。)

人間は法律により死の尊厳が守られています。

動物さんの場合も、死後、死体硬直が起きる、死斑が出来るなど、人間と全く同じ反応が起こります。

詳しくは 参考 参考2

にもかかわらず、保健所で殺処分したワンちゃんやネコちゃんというだけで、即焼却が行われているのでしたら、こんな残酷なことはありません。

※今回のMr.サンデーの保健所の話も、職員さんが出してきた遺骨は、当日焼却されたワンちゃんネコちゃんの遺骨でしょうか。そう捉えられるニュアンスです。

一頭一頭意味を持って誕生してきた命です。死の尊厳は守られなければなりません。

まして、一頭一頭の死亡確認(瞳孔散大、呼吸停止、心停止)もせず焼却をしていたのであれば言葉もありません。仮に仮死状態だった場合はどうするのでしょう。

保健所によっては、職員の負担軽減のために、殺処分後、機械で焼却炉にそのまま落としてしまう保健所もあるようです。

率直に言います。

生きていたらどうするのでしょう?

もう一度言います。

生きていたらどうするのでしょう?

死体硬直(死後硬直)も起こっていない遺体を焼却とは想像を絶する世界です。

飼い主に裏切られ、こんな命の最期がありますか?

書籍などによると、施設に見学に行かれた方が『焼却炉に入れられる最中、鳴き声が聞こえた』等と書かれていた物もあります。

もし本当にこんなことがあったならば、人間の世界では殺人です。仮にこの動物さんの世界で、これがあったとしても『物』と同じになりますので、何も問われない形となるでしょう。

せめて現時点で法律上、殺処分がやむを得ないとしても、即焼却はあまりにも命を軽視しているように思えます。これは今すぐにでもストップできる内容です。

死後24時間も経たず焼却してしまうことは、人間の世界では、『産業廃棄物』 『事業系廃棄物』 ゴミと同じ扱いになります。

是非多くの方がこの現実を把握し、当社と一緒に声を上げて頂きたいと思います。

●2つ目

もう一つは、テレビで見るだけでは判断できませんが、『小さくなった骨』とあるところです。映像でも粉々になったお骨が確認できます。

本来葬送儀礼の一つである火葬行為では、あれほど粉々になることはありません。火葬行為は、火葬だけでなく、お骨拾い(ご収骨)もあるため、あの状態ではお骨が拾えません。また保健所の場合(多くが殺処分のため)老衰以外で亡くなるワンちゃんネコちゃんばかりですから、本来ならばお骨があれほど粉々になっていることはありません。もっとしっかり残っているはずです。量にするとかなりの容量になります。

それではなぜこのような現象が起きるのでしょうか?この辺が『産業廃棄物』 『事業系廃棄物』だからです。

お骨を残すことを中心に考えるより、焼却が主として行われているからです。我々ペット葬儀社の場合は、亡くなったペットちゃんの亡骸を『ご遺体』としてお預かりし『収骨』を主として考えるため、お骨がキレイに残るという訳です。燃焼温度も炉の性能も違います。

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